ついでに、空手の演武の種類とその意味が知りたいなぁ。
このような疑問にお答えします。
✔︎本記事の内容
・バズった空手の形の演武を2つご紹介
空手は東京オリンピックの種目に追加されたこともあり、テレビで流れることも多くなりました。
今まで、空手をあまり知らなかったひとでも、空手の形(型)を大迫力で演武する姿をみて、「空手って凄い!」と思っていただく機会が増えました。
そこで、日本の武道である空手の演武が世界でどう評価されているのか。
また、空手の演武にはどういう種類や意味があるのかを解説します。
空手の演武が凄い!
空手の演武が世界中を魅了しています。
そこで、まず空手が世界にどのぐらい広がっているのかを解説します。
空手が世界でどのぐらい親しまれているかをまずご紹介します。
公益財団法人 全日本空手道連盟の2018年5月のデータです。
世界空手道連盟(WKF)
○加盟数:194 の国と地域
○世界愛好者数:1億 3000 万人以上全日本空手道連盟
参考文献:https://www.jkf.ne.jp/karatedo-2020olympicより一部抜粋
○国内愛好者:200 万人以上
○競技登録者:53 万人
なんと、空手を愛好している数は「1億 3000 万人以上」いるとされています。
実際に競技に出ている人数となると、もっと少なくなるとは思いますが、結構多いですよね。
オリンピックに追加された理由も納得です。
そして、東京オリンピックのあとの空手の人口は格段に増えることでしょう。
なお、空手の競技人口を他の競技との比較については「空手の競技人口を他の競技と比較しました。【グラフで比較】」で説明しています。
空手競技の種類【試合で行われる演武は2種類あります】
では、空手の競技にはどういった種類があるのかを整理しますね。
空手には大きく「形」と「組手」に2種目あり、それぞれ個人戦と団体戦があります。
「組手」は実際に相手と技を掛け合う競技です。
「形」は架空の相手を想定した技の攻防を演武し、技の正確さなどを競う競技です。
日本人の形の演武は、世界でも高く評価されています。
では早速、特に評判の高い「空手の形の演武動画」をご紹介します。
世界を魅了する形の演武【個人形】
空手の世界大会(2012年)、形で優勝した宇佐美里香先生の動画です。
2019年現在は約10,000万回も再生されています。
観客が思わずスタンディングオペレーションを取るほどの美しく上手な形でした。
女子選手では過去最高といっても過言ではありません。
なお、この宇佐美先生は書籍も出しており「厳選!空手DVD5選【強くなるにはDVDが必須です】」でご紹介しています。
世界を魅了する形の演武(団体形)
こちらも2012年に行われた世界大会において、見事優勝を果たした日本チームによる団体型の映像です。
観客を魅了した雰囲気がビシバシ伝わってきます。
こういった疑問を持つ方が多いです。
形の後のヒーローショーのような演武は形の意味を表現しています。
また、これを「分解形」と呼びます。
個人形(1人で演武する形)はスピードや力強さがある技を正しく演武できているかを競います。
団体形は「一人ひとりの形のレベルが高いか」の他に、「3人の技が揃っているか」というシンクロ要素も評価されます。
「空手なのにシンクロする必要はあるのか?」と疑問に思うひとも多いようです。
団体形はなぜシンクロが必要かを簡単に説明しますね。
空手には流派というものがあるため、形に若干の違い出てきてしまいます。
そのため、自己流の形ではなく、統一された形(=つまり正しいとされる技)が行えているかを評価するため、シンクロしているかが評価の基準となるのです。
分解形とは形の意味を表現したものですが、その構成は統一されているものでありません。
形の意味を正しく表現できていれば、構成はある程度自由に決めることができます。
オリンピックで行われる競技は個人形と個人組手です
2020年東京オリンピックで行われる空手は「個人形」と「個人組手」の2種目です。
残念ながらオリンピックでは団体戦は行われません。
この記事では「演武(形)」の種目を取り上げましたが、実際に技を掛け合う「組手」も日本人は強いので、東京オリンピックではどちらもメダルラッシュが期待されます。
とはいえ、外国人選手の身体能力や練習量も相当なものです。
ハラハラどきどきなオリンピックになりそうです。
関連記事①:空手を始めたいと思っている方へ【習い事/独学もOK】
関連記事②:【空手】東京オリンピック代表が内定【メダル獲得確率は!?】