空手にまつわるお話

空手を大人になってから始めると結構ツライです。

「空手は大人でも始めることができるのかな?」
「大人だけど空手がしたい。だけど怪我をしないか不安。」

この記事は、大人になってから空手を始めようか考えている方に向けて書いています。

大人になってから空手を始めようと思っても、不安がたくさん。

確かに、大人になってから始めると思うように身体が動かないかもしれません。
そして、一生懸命にやると結構しんどいかもしれません。

それでも、空手は大人になってからも始めることができます。

大人になってから空手を始めるにあたっての不安を、少しでも解消できるお役に立つことができれば幸いです。

※当サイト「SORUSH!!」は伝統派空手(スポーツ空手ともいわれる)を専門で取り扱っています。
伝統派空手とはオリンピック種目になった空手です。

空手を大人になってから始めると結構ツライです。

フォト:audunのムンテ-Unsplash

大人になってから空手を始めると、いくつか大変なことがあります。

ただ、あらかじめ言っておくと、空手の試合には「70歳以上の部」もあるため、おじいちゃんになってからでもできます
つまり、空手は大人になってからでも楽しめるのです。

しかし、ちょっと大変なこともあります。

では、"その大変なこと"とは一体どのようなことなのかを解説していきます。

大変なこと①体力的問題

大人になってから空手を始めることで、最も大変になってくるところが「体力的問題」です。

空手は全身を使い、一生懸命に動く必要があります。
そのため、普段運動をあまりしていない人にとって、思っている以上に大変かもしれません。

本気で10回突く(パンチする)だけでも案外疲れます。
多少の「慣れ」は必要です。

とはいえ、思っ切り身体を動かすことは気持ちがいいです。

空手はダイエットや健康目的でもOKなので、無理をしない程度に取り組めば楽しめますよ。

大変なこと②身体的問題

「大変なこと①体力的問題」でも言いましたが、空手は全身を使います

そのため、大人になってから空手を始めると、身体の節々を痛めてしまうかもしれません。

「おじさんにはちょっと厳しいかもしれない…。」

そのように諦めなくても大丈夫です。
空手は無理に頑張らず、自分のできる範囲で楽しめば良いのです。

また、しっかりとストレッチをしてから練習を始め、少しでも違和感を感じたら無理をしないことがコツです。

そして空手の道場にもよりますが、「試合で勝つことを目的としたコース」や「健康やエクササイズを目的としたコース」など様々なものがあります。

お近くの道場にお問い合わせしてみてくださいね。
※コースを分けていない道場も多いですが、「健康目的で入会したい」と伝えれば、無理な練習をさせられたりしないのでご安心ください。

大変なこと③時間的問題

大人(社会人)にとって空手を始めるにあたりネックとなる部分が「時間的問題」です。
もし仕事で残業になってしまうと、行くことができなくなってしまいます。

せっかく空手を始めたのに、仕事でいけなくなってしまっては勿体無いですよね。

ただ、ここで朗報です!

空手は畳1畳分のスペースがあればできてしまうのです。

たとえ仕事で練習に行けなかったとしても、自宅で自主練習ができるのが空手のいいところでもあります。

なお、空手は道場に行かないで独学で学ぶこともできます。
空手を独学で学ぶ方法は「空手を独学で練習する方法を教えます」で解説しています。

大変なこと④怪我の恐れ

空手には「形」と「組手」がありますが、組手は実際に相手と技を掛け合うため、どうしても怪我のリスクは増えてしまいます。

大人(社会人)は怪我をしてしまうと仕事に影響が出てしまう可能性もあります。
しかし、実は空手は小さな怪我はあっても、仕事に影響が出てしまうような大怪我をするひとはほとんどいません。

空手の怪我については「空手は怪我が多いのか?空手の専門家が解説します。」でまとめています。

ここで、空手を大人になってから始めると大変なことをを要約します。

・体力的、身体的に若くないのでちょっと大変。
 →ちょっとでも痛いと思ったら無理をしない。
・道場の時間は決まっているので、残業があると行けない。
 →家でも空手はできる。

空手を大人になってから始めるメリット

ここまで、空手を大人になってから始めると大変なことをお伝えしてきました。

しかし、それと反対にメリットもあります。
(むしろ、メリットの方が多いです。)

ぜひ、空手を始める参考にしていただければ幸いです。

メリット①健康・ダイエットに効果的

空手は手足をたくさん動かします。

そして、技を"より効果的に出す"ためには、体重をしっかりと乗せる必要があります。
これを「腰を落とす」というのですが、いわゆるスクワットのような効果があります。

 

スクワットは最強のダイエット方法とも言われています。

 

また、普段動かさないような肩甲骨や股関節も動くため、脂肪の燃焼にとても役立ちます。

普段使わない部位を動かすことで流れる汗は、とても心地よいものです。

メリット②ストレス発散

空手は力強く突いたり蹴ったりをします。

ストレス社会で生きる大人の方々の、良いストレス発散になります。

ミットを思いっきりパンチやキックをするとスッキリします。

また、ストレスを貯めないコツとして「運動」が良いとされているのはみなさんご承知のことだと思います。
そして最近では、運動はストレス発散に良いだけではなく、認知症の予防に役立つとも言われています。

つまり、大人こそ運動はするべきであり、空手を選べばより効率的にストレス発散ができてしまうのです。

メリット③肉体的、精神的に強くなる

空手は健康やダイエットのためにするのも素敵です。

そしてもちろん、「強くなるため」に空手をするのも素晴らしいです。

"強くなる"と言ってもいくつか種類(肉体的や精神的など)がありますが、空手はそれらを総取りできる優れものなのです。

なぜなら、空手は「武道・格闘技・スポーツ」の3つの性質をもつという特徴があるためです。

例えばこんな感じです↓

武道という側面:礼儀を学ぶことができる=精神的強化
格闘技という側面:チカラが強くなる=肉体的強化
スポーツという側面:体力が向上する=肉体的、精神的強化

もちろん"強くなる"ためには、それなりに頑張ることが必要です。
ただ、急に頑張ると大変になって続かないので、一歩ずつ進んで行きましょう。

メリット④楽しみが増える

空手を始めると「形が楽しい!」とか「組手が楽しい!」のように、楽しいポイントが見つかると思います。

そのような楽しいポイントが見つかれば、あとはハマっていくだけです。

もし、しばらく続けても楽しいポイントが見つからなければ、残念ながら空手は合わなかったのかもしれません。
(もしくは通っている道場が合わなかったのかも)

また、空手は親子で始めるのも楽しいという声をよく聞きます。

親子でのコミュニケーションが増えるばかりでなく、ライバル(組手は体格差でライバルにはなれませんが)のようになり切磋琢磨して汗を流すことができます。

メリット⑤目標ができる

健康やダイエット目的なら、「○kg痩せる」という目標を持つことができます。

そして、空手は稽古するばかりではなく、試合に出ることもできます。
試合はレベルが高いものから比較的低いものまで幅広くあるため、大人になってから始めたとしても出場することができます。

また、「黒帯」を目指して審査を受ける」こともできます。

黒帯は空手を始めるとひとつの目標になると思いますので、生活がこれまで以上に充実することでしょう。

関連記事①:近くの空手道場(教室)で大丈夫!?道場の選び方を教えます。
関連記事②:空手の種類と流派一覧【誰にでもわかりやすく解説】

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