同じ白い服を着てるからよくわからないや。
こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
・柔道だけでなく空手も授業に取り入れられるようになりました
・空手と柔道のどちらが強いのか
・空手と柔道、習わせるならどっち?
・道着の違いもあります
空手と柔道は全く違います
私は空手に長く携わっています。
しかし、周りのひとに「柔道やっているんだよね?」と間違われることがあります。
最近は空手が東京オリンピックの種目になったということもあり、メディアで取り上げられることが増えたため空手の認知度も増えてきました。
それでも、空手のルールまで知っている人は多くありません。
本記事では空手と柔道の違いをわかりやすく解説します。
空手と柔道のルールの違いを簡単にまとめました
結論からいうと、突く(パンチ)か投げるかの違いです。
空手の技
・蹴り
・崩し(相手のバランスを崩す)
柔道の技
・固め技(抑え込み、絞め技、関節技)
空手で禁止されている技が柔道で使えて、柔道で禁止されている技が空手で使えるといった感じです。
なお、空手のルールについては「空手の形(型)と組手のルール【これを読めば完璧】」で詳しく解説しています。
空手と柔道のどちらも学校の授業に取り入れられています
中学校の武道必修化により、授業でも取り入れられるようになりました。
平成20年3月改訂の中学校学習指導要領に、第1、第2学年の保健体育で武道が必修になることが明記され、平成24年度から完全実施されました。
日本の伝統と文化を尊重し、そして国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うことを目的としています。
しかしながら、残念ながら空手や柔道に対して野蛮なイメージを持つ人もいます。
ですが授業でも取り入れられている武道であるため、決して野蛮だなんてことはありません。
むしろ、礼節を学べるため人気の習い事のひとつです。
空手と柔道を子供に習わせるならどっちがいい?
結論からいうと、やりたい方をやるのが一番です。
もちろん、空手と柔道の両方を習うという選択肢もあります。
柔道の重心の崩し方は空手に役立ちます。
反対に、空手の体の使い方も柔道に役立つものがあるはずです。
空手も柔道も小柄でありながら活躍する選手が多くいるので、体格はあまり気にする必要はないかと思います。
ちなみに空手の形は小柄な選手がとても多く活躍しています。
空手を習わせようか検討している方は「【大人気】空手が習い事として選ばれ続ける理由」をご覧ください。
空手と柔道ではどちらが強いのか?
これはサッカー選手とバスケ選手のどちらが凄いのかを比べるようなもので、比較できるものではありません。
柔道の技で投げられた場合、相当なダメージを負いますし、固め技に対処するすべを空手家は知りません。
反対に空手は間合いが遠くても突きや蹴りで攻撃ができます。
仮に掴まれたとしても、空手は至近距離から技を出すこともできます。
つまり、どちらも強く比べようがないのです。
空手と柔道の道着は違います
遠目からみると、空手も柔道も同じ道着ですが生地が全然違います。
柔道の道着は表面に凹凸があり、滑りにくいようになっています。
また、柔らかくて丈夫な素材です。
空手の道着は組手と形で異なります。
組手の道着は薄く柔らかいですが、形の道着は厚く硬い素材でできています。
道着の色も違う
・空手の道着は白色のみ
試合では、柔道は道着の色(白と青)で区別して戦います。
空手は帯や防具の色(赤と青)で区別します。
帯は柔道の方が短く柔らかい
帯もパッと見は同じように見えますが、柔道の帯の方が柔らかくできています。
また、帯の長さは柔道の方が短く締めます。
空手と柔道の人口はどっちが多いのか
日本国内の競技登録者の人口
柔道:17万人
競技人口は空手の方が多いです。
街中で見かける道場も柔道より空手の方が多いように感じます。
また、空手の方が子供から高齢者までの幅広い年齢、さらに女性でも気軽に始めやすいため柔道より人口が多いと推測されます。
なお、空手の競技人口については「空手の競技人口を他の競技と比較しました。【グラフで比較】」で詳しく解説しています。