こういった疑問に対し、結論から言うと「練習あるのみ」です。
残念ながら、何もせずに上達する魔法のような方法はありません。
しかし、普段の練習の効果を大きく上昇させることは可能です。
この記事では、数々の道場生を全国大会へ導いた経験をもとに、空手の形の効果的な練習方法を解説します。
空手の形の練習方法【これで確実に上達します】
ビジネスマンならPDCAサイクルという言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
空手の稽古においてもPDCAサイクルを応用することで、練習の効果を大幅に上昇させることができます。
☆PDCAサイクルとは☆
・Plan(計画)
・Do(実行)
・Check(評価)
・Action(改善)
Plan→Do→Check→Action→Plan→・・・と繰り返し改善することを言います。
これらの頭文字をとってPDCAサイクルと呼びます。
このPDCAサイクルを空手に置き換えて、具体的な練習方法とともに深掘りしていきます。
Plan:形の改善点を見つける
形の改善点を見つける方法は4つあります。
(なお、上手な選手は当たり前のようにやっていることなので、しっかりと読んで頭の片隅に入れておく事をおすすめします。)
・指導者に見てもらう
・鏡を見ながら練習をする
・動画をとって確認をする
・上手な人の研究をする
指導者に見てもらう
当たり前な方法ですが、空手の形の改善点は指導者に見てもらうのが最も手っ取り早いです。
所属する道場の生徒が実績を出していれば、安心して先生の指導を聞き入れましょう。
しかし、マンツーマンで見てもらう機会は多くはないと思います。
さらに、ここだから言える話ですが「形を教えるのが得意ではない先生」や「論理にこだわりすぎて競技面を考慮しない先生」もいます。
そのため、指導者に見てもらうだけでなく、自分の力で練習に取り組む必要があります。
鏡を見ながら練習をする
鏡を見ての練習は、空手の形が上手くなりたいなら必須です。
なぜなら、自分の改善したいところが瞬時にわかるためです。
もし道場に鏡があれば、積極的に使いましょう。
動画をとって確認をする
動画では客観的に自分を見ることができます。
そうすると「ここの技がちょっと変だな」などという改善点を見つけることができます。
上手な人の研究をする
自分と上手な選手との違いを探すことで、改善点を見つけることができます。
なお、以下の3つの方法で上手な選手の研究をすることができます。
①上手な道場生や先生をよく見る
②ハイレベルな試合を見に行く
③DVDを購入する
①上手な道場生や先生をよく見る
≫最も身近にいる上手な選手のやり方を見て、技を盗んでしまいましょう。
②ハイレベルな試合を見に行く
≫上手な選手の研究ができるばかりでなく、空手のモチベーション向上にも繋がるので積極的に見学へ行きましょう。
③DVDを購入する
≫DVDに収録されている形は日本や世界のトップレベルそのものです。
特に実戦形プレミアムは最強なので超おすすめです。
その他のおすすめできるDVDについては「厳選!空手DVD5選【強くなるにはDVDが必須です】」で解説しています。
Do:改善点を意識して練習に取り組む
改善点が見つかったら、次は練習です。
次の2つのステップで練習を行うと効率的です。
練習ステップ①:どうやったら上手に出来るかを改善できるまで試行錯誤する
練習ステップ②:出来るようになったら、身体に染みるまで繰り返し練習する
練習ステップ①:どうやったら上手に出来るかを改善できるまで試行錯誤する
≫先生に指導を受けている時であっても、自分の頭で考え常に改善する気持ちを持つことが強くなるための最短ルートです。
身体の使い方や呼吸法、緩急などの試行錯誤を繰り返し、出来るようになるまで試行錯誤します。
練習ステップ②:出来るようになったら、身体に染みるまで繰り返し練習する
≫このステップを省略する選手が結構多いので、ライバルと差をつけたいならここです。
頭で考えなくてもスムーズにできるまで、繰り返し練習しましょう。
Check:身に付いたかチェックする
形の一部を改善したあとは、通しで(最初から最後まで)形を打ってもちゃんと出来るかをチェックしましょう。
なお、チェックの方法は2つあります。
・指導者に見てもらう
・動画で撮影し確認をする
※鏡を使っての練習は効果的ですが、チェックする時は鏡を見ないようにした方がいいです。その理由は鏡を見ながら動くのとそうでないのでは、微妙に感覚が違うためです。
Action:改善した動きを完璧にマスターする
形を通しで打つと呼吸も上がり集中力も低下しするため、練習する前に戻ってしまう事があります。
どのような場面でも確実にできるように繰り返しの練習をしましょう。
ここに近道はありません。
とにかく反復練習しかありません。
応援しています!
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