キレイな正座をしたい!
この記事は空手初心者だけでなく、正座を学びたい一般の方にも向けて書いています。
✔︎空手の稽古で一番最初に習うことが正座です
現代を生きる日本人にとって、正座をする機会は少なくなりました。
とはいえ、ここ日本では「正座は最もあらたまった座り方」であるため、冠婚葬祭や和室での宴会など、まだまだ正座をする場面があります。
正座の正しい作法は、座っている時の姿勢だけでなく「座るときや立つときの動作」や「座ったままお辞儀をする動作(座礼)」も含みます。
正座は一度覚えれば、生涯使える財産となります。
皆さまが美しく正座をするための一助になれば幸いです。
※当サイト「SORUSH!!」は伝統派空手(スポーツ空手ともいわれる)を専門で取り扱っています。
伝統派空手とはオリンピック種目になった空手です。
正座の仕方①座り方
〜正座の座る手順〜
①片方の足を後ろに下げる。
②そのまま腰を降ろす(立ち膝:プロポーズをする時のような姿勢です)。
③もう片方の足を下げる※この時、かかとを立てたままにする。
④ゆっくりと足首を伸ばしながら正座の姿勢になる。
⑤両手はももの付け根の近くに置く(女性の方は、空手以外の場面では手を重ねて置くと良いでしょう)。
→手が前に出過ぎないように注意しましょう。
ポイントとしては、動作をゆったりとする意識を持つことです。
また、空手では座ったときの膝を「拳ひとつ分くらい広げる」のが正しいとされています。
しかし、茶道の場合はきっちりと膝を閉じます。
そのため、冠婚葬祭などで正座をする際は、特に女性の方は閉じた方が綺麗に見えるかもしれません。
正座の仕方③お辞儀(座礼)
次はお辞儀です。
正座のお辞儀のコツは「背筋を伸ばすこと」です。
背筋を伸ばせばだいたいOKです。
〜正座のお辞儀の手順〜
①両手を膝の少し前に三角形の形に置く。
(上の画像ではやや広めの三角形を作っています。この三角形を狭くするほど、かしこまった印象になります。また、おしとやかに見せたいのであれば、手首を床につけないように上げると良いです。)
②上半身が丸まらないように背筋を伸ばし、前傾に倒していきます。
③この時、かかとがお尻と離れすぎないように気をつける。
④ゆっくりと元の姿勢に戻る。
座礼もゆっくりと行うことを心掛けるだけで、美しく見えます。
正座の仕方②立ち方
正座から立つ方法は、座る時と反対です。
立つ動作は簡単です。
しかし、何度も言いますが、ポイントはゆったりとした動作を意識することです。
最後まで気を抜かずに、立ち上がりましょう。
〜正座から立つ手順〜
①まず、両足のかかとを立ち上げます。
②片方の足を前に出して、立ち膝の姿勢になります。
③もう片方の足を前に寄せながら立ち上がります。
(この時、前に出していた足の方を下げてしまいがちなので注意です。座る時に後ろに下がったので、立つときは前出るのです。)
④気をつけの姿勢をとって終わり。
正座を一度習得すれば、日本人にとっては生涯使える財産です。
ぜひ、美しい正座ができるよう練習してみてください。
もし、この記事を読んで空手に興味を持っていただいた方へ。
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