これまで空手はオリンピックへはなかなか追加されずに涙を飲んで来ました。
しかし、来年の2020年東京オリンピックで正式種目として追加され、空手界の長年の念願が叶ったのです。
そしてついに、出場を見事に内定した選手が発表されました。
内定が決まった選手
男子個人形:喜友名諒 選手
男子67kg 級 :佐合尚人 選手
男子75kg 級 :西村拳 選手
男子75kg超級:荒賀龍太郎 選手
女子個人形:清水希容 選手
女子55kg 級 :宮原美穂 選手
女子61kg 級 :染谷真有美 選手
女子61kg超級:植草歩 選手
彼らは出場をかけた熾烈なポイント争いを制し、見事出場を内定しました。
では、空手界では超有名人の彼らのメダル獲得率を専門家分析の下に解説します。
【空手】東京オリンピック代表が内定【メダル獲得確率は!?】
日本人の十八番と言われることもあった空手。
しかし、近年世界のレベルはかなり高く、外国人選手は日本人には真似できないダイナミックな技や身体能力を生かし、次々と進化を続けています。
東京オリンピックは、世界大会以上に限られた選手しか出場することができないため、相当ハイレベルな戦いが繰り広げられます。
間違いなく「空手史上、最強の戦い」となります。
では、内定の決まった選手の基礎情報とメダル獲得率を見ていきましょう。
男子個人形:喜友名諒 選手
男子個人形代表の喜友名選手の基礎情報
・TOKYO 2020 STANDINGS:2位(2020年3月現在)
→オリンピック内定後、出場しない試合があったため下がりました。
・全日本空手道選手権大会8連覇中(2011-2019)
メダル獲得率はズバリ?
ほぼ100%メダルを獲得します!
それも、金メダル獲得が濃厚に期待されています。
きっと彼自身も金メダル以外は考えていないでしょう。
彼は間違いなく歴代最高最強の選手です。
彼より上手な選手というものを想像できません。
そのぐらいズバ抜けた実力です。
※なぜ「ほぼ」100%なのかというと、それは空手の形は少しバランスを崩しただけで大きな減点となるためです。
また、怪我をしてしまう可能性も考慮しています。
実は一人戦うのが怖い選手がいます。
何十連勝もしていた喜友名選手が1度負けてしまった相手がいるのです。
この青のDamian Quintero(ダミアン・キンテーロ)選手に1度敗れています。
ダミアン選手の持ち味は「技の正確さ」と「力強さ」です。
あとイケメンですね(もちろん顔は点数に影響はないですよ笑)。
ただ、この試合は日本人審判なら、ひいきの目を無くしてもきっと喜友名選手の方が上手だと判断することでしょう。
とはいっても、喜友名選手ならきっと金メダルを獲得することでしょう!
もちろん日本人審判でも誤審することはありますが、世界と比べてとてもレベルが高いです。
日本人選手は、相手だけでなく審判と戦っているように感じることもしばしばです。
あくまで個人の見解です。
基本的に審判の批判はNGなので心の声に留めておきましょう。
男子個人組手(67キロ級) :佐合尚人 選手
男子個人組手(67キロ級)代表の佐合選手の基礎情報
・TOKYO 2020 STANDINGS:8位(2020年3月現在)
メダル獲得率はズバリ?
70%ぐらいの確率でメダルを獲得します!
67キロ級の日本人は、はっきりいって化物揃いです。
その化物級の選手より安定して成績を残すことができたという凄さです。
その安定感は、おそらくオリンピックでも発揮してくれるはずです。
どんな技でもできるオールラウンダー
佐合選手の欠点?
そんなのありませんよ。
どんな技でも相当なクオリティを誇る佐合選手に期待大です。
男子個人組手(75キロ級):西村拳 選手
男子個人組手(75キロ級)代表の西村選手の基礎情報
・TOKYO 2020 STANDINGS:4位(2020年3月現在)
・通称は「空手界のプリンス」
メダル獲得率はズバリ?
90%以上の確率でメダルを獲得します!
西村選手の強さは染みるほど目の当たりにしてきましたので、100%と言いたいです。
しかし、2019年11月に開催された、プレミアリーグ マドリード大会では3回戦で敗退してしまいました。
また、同階級には空手界を一世風靡したレジェンド「アゼルバイジャンのラファエル・アガイエフ選手」がいます。
※彼は2019年12月現在 世界ランキング4位。
アガイエフ選手にとって西村選手は天敵のような存在になりつつありますが、アガイエフ選手の投げ技は一品ものです。
身長はそれほど高くなく比較的小柄ですが、大きい選手をポンポン投げ倒します。見ていて楽しい選手です。
ぜひ、オリンピックでは「ラファエル・アガイエフ選手」にも注目してみてください。
なお、西村選手は上の動画よりさらに進化しており、鬼強いです。
男子個人組手(75キロ超級):荒賀龍太郎 選手
男子個人組手(75キロ超級)代表の荒賀選手の基礎情報
・TOKYO 2020 STANDINGS:7位(2020年3月現在)
・通称は「スピードドランゴン」
メダル獲得率はズバリ?
80%以上の確率でメダルの獲得にします!
荒賀選手は国内で無敵と言われたほどの実力です。
とある試合で、実際に片手で強敵に勝つシーンを目撃したことがあります。
その強敵は、空手界での有名人。
荒賀選手は圧倒的に強いのです。
二つ名は「スピードドラゴン」
スピードがあまりにも速く、下の名前の「龍」とってスピードドラゴンと呼ばれています。
そこそこ空手をやっている人でも、荒賀選手の技を交わすのは困難です。
オリンピックでも持ち前のスピードでメダルを勝ち取ってくれることでしょう。
女子個人形:清水希容 選手
女子個人形代表の清水選手の基礎情報
・TOKYO 2020 STANDINGS:2位(2020年3月現在)
清水選手は2020年3月現在の世界ランキングは2位です。
メダル獲得率はズバリ?
ほぼ100%メダルを獲得します!
銀メダル以上は硬いでしょう。
問題は「金メダルか銀メダルか」です
清水選手は年々レベルアップしていますが、それでも勝ったり負けたりする選手がいます。
その相手は世界ランキング1位のSanchez Sandra(サンドラ・サンチェス)選手です。
清水選手はサンドラ選手に勝ったり負けたりを繰り返していますが、今の所負け越しています(2020年1月現在3勝4敗)。
また、2人のレベルは僅差です。
・力強さはサンドラ選手に軍配が上がる。
おそらく、清水選手もその点を意識して強化していると考えられます。
数年前から比べると、力強さが安定して出せるようになってきています。
東京オリンピックの空手で最もアツい試合の一つになることでしょう。
女子個人組手(55キロ級) :宮原美穂 選手
女子個人組手(55キロ級)代表の宮原選手の基礎情報
・TOKYO 2020 STANDINGS:4位(2020年3月現在)
メダル獲得率はズバリ?
90%程の確率でメダルを獲得します!
155cmという小柄な体型ですが、大きな相手も圧倒するスピードが有ります。
組手は凄まじいスピードで攻防をするため、技が抜けることが多いです。
しかし、宮原選手は確実に相手をとらえます。
メダル獲得に期待大です。
女子個人組手(61キロ級 ):染谷真有美 選手
女子個人組手(61キロ級)代表の染谷選手の基礎情報
・TOKYO 2020 STANDINGS:10位(2020年3月現在)
メダル獲得率はズバリ?
65%ほどの確率でメダルを獲得します!
三兄弟であり、長男は全日本学生のチャンピオン、姉もオリンピック代表候補として活躍した最強家族です。
61キロ級となると染谷選手より長身の選手が多く、カウンターの上段突きを狙われてしまう傾向があります。
いかに自分のペースに持ち込むかが攻略のポイントとなるでしょう。
女子個人組手(61キロ超級):植草歩 選手
女子個人組手(61キロ超級)代表の植草選手の基礎情報
・TOKYO 2020 STANDINGS(世界ランキング):6位(2020年3月現在)
メダル獲得率はズバリ?
90%以上の確率でメダルを獲得します!
日本人は外国人選手に体格やリーチ差で引けをとってしまうケースが多いです。
それとは引き換えに若干スピードが遅くなったようにも思えますが、当たり負けをしないその強さはまさに熊です。
オリンピックでどのような活躍を見せてくれるか楽しみです。
まとめ
2020年東京オリンピック空手競技での出場内定を決めた8人の選手。
きっと彼らはメダルを獲得してくれるに違いありません。
8人出場し、8個のメダルを獲得してくれる可能性も大いにあります。
空手ファンではない方も、きっと熱狂して応援できること間違いなしです!
関連記事①:空手の種類と流派一覧【誰にでもわかりやすく解説】
関連記事②:空手の形(型)と組手のルール【これを読めば完璧】