空手にまつわるお話

高校や大学の空手部に初心者が入って大丈夫?【迷っている人は必見】

空手をやったことがないんだけど、高校や大学から空手部に入っても大丈夫かな?
ついていけるか不安。

このように、全く空手をやったことがない、又はほとんど経験のない人が空手部に入部したいとき、不安な気持ちを持つと思います。

結論からいうと、高校や大学から空手を始めても大丈夫です。
しかし、初心者では練習についていけないような学校もあります。

本記事では初心者でも入部が可能な空手部の見分け方を解説します。

本記事の内容

・初心者でも入部可能な空手部の見分け方

・初心者が空手部に入部するときの心構え

・空手に向いているのはどのような人か

空手部に初心者が入っても大丈夫です【むしろ大歓迎】

東京オリンピックの最有力候補となった日本人選手の中にも高校から空手を始めた人がいます。

そのため、高校や大学で空手を始めるのが遅いのではないかと悩むのは非常に勿体無いです。

初心者でも入部可能な空手部の見分け方

もし空手をやりたいのであればやった方がいいです。
ほとんどの部活が初心者も大歓迎なところが多いです。

高校の空手部は強豪校であっても初心者は多数在籍しているので、周りを気にせずに入部してOKです。
練習のキツさは学校によるので、自分の高校の空手部の練習がどのぐらいハードかをリサーチしましょう。

しかし、強豪校である大学の空手部には入るのは一度考えましょう。

強豪の大学の空手部員は高校時代全国レベルだった選手の寄せ集めです。
さらに、練習内容も相当ハードな大学が多いです。

サッカーのJリーグに初心者が入団してもついていくことはできません。
同様に強豪の大学へ初心者が入部して練習についていくのは容易ではありません。

しかし、国立大学や二部リーグの大学は初心者も多数いるので安心して空手部に入部できます。

初心者が入部可能な空手部のまとめ

高校の空手部
強豪校であっても初心者大歓迎。
高校から空手を始める人も多い。

大学の空手部
強豪大学の空手部は初心者にはハードルが高い。
国立大学や二部リーグの大学は初心者も多いので入りやすい。

入学した大学の空手部強豪であれば、空手サークルや空手道場に通うのがおすすめ。
もちろん、大変ということを承知した上、強豪大学の空手部に入部するのもOK。

初心者が空手部に入部するときの心構え

空手部に入部するとどのようなことをするのかなど、気になることは多いと思います。

次の3つの項目に沿って解説します。

・空手部の練習内容

・空手部の試合の頻度

・空手部の雰囲気

空手部の練習内容

空手には流派というものがありますが、流派が異なっても基本的にやることは同じです。

空手の練習メニューの例

・準備運動

・基本稽古(空手の基礎となる突きや蹴りの反復練習)

・形稽古(形とは相手を想定して技の攻防の演武のこと)

・組手稽古(組手とは実際に相手と技を掛け合う)

・フットワークの練習や基礎体力づくり

ざっくりと挙げるとこのような内容です。

空手の試合やルールについて更に詳しく知りたい方は「空手の形(型)と組手のルール【これを読めば完璧】」をご覧ください。

空手部の試合の頻度

1年間に出場する試合を高校と大学とでまとめました。

高校空手部の試合

・インターハイ(県大会、地方大会、全国大会)

・選抜大会(県大会、地方大会、全国大会)

・国民体育大会(県総体、地方総体、国体)

どれも県大会で勝ち進んだ場合のみ、地方大会と全国大会の出場の切符を勝ち取ることができます。

この他に、空手部が所属する流派の大会などに参加する場合があります。

大学空手部の試合

ここでは関東の大学空手部を例に挙げます。

・関東学生(個人戦)

・全日本個人戦(関東学生で勝ち進んだ場合に出場)

・関東大学(団体戦)

・全日本大学(関東大学で勝ち進んだ場合)

・東日本大学(東日本の大学での団体戦)

・関東体重別(個人組手の階級ごとの試合)

・国民体育大会(県総体、地方総体、国体)

この他に練習試合や流派の大会に参加することになります。

空手部の雰囲気

あくまで個人の見解ですが、強豪になるほど上下関係が厳しい傾向があります。
もちろん学校によるので、どのような雰囲気かリサーチしてみるといいと思います。

また、空手の試合を見学に行くと、だいたいどのような雰囲気か伝わるので、1度見学に行くといいのではないでしょうか。
恐らくですが、かなり礼儀正しい印象を受けるはずです。

空手に向いているのはどのような人か

次の2つの項目に沿って解説します。

・体格によって有利や不利はあるのか

・どういう性格の人が向いているか

体格によって有利や不利はあるのか

結論からいうと、どのような体格の人でも活躍できます。

組手の場合

身長が高い人は組手でリーチ(相手に届くまでの距離)の面で有利になります。
しかし、身長が低い人でも相手の懐に飛び込めれば、有利に持っていくことができます。

そのため、組手に関しては「身長が高い方がどちらかといったら有利ですが、小さくても強い選手は多い」です。

また、体重が重ければ相手に当たり負けないパワーがあり、軽い選手はよりスピードの早い動きを出すことができます。

形の場合

形の採点の基準で「スピードの早さ」というものがあります。
実はリーチの短い身長の小さい選手の方が技を早く決めることができるのです。

そのため、形に関しては身長が低い選手の方が有利と言われています。

しかし、体が大きい選手の形はダイナミックな迫力を出せるので、不利という訳ではありません。

また、体重が重い人は重厚感のある形を、体重が軽い人はスピードとキレで圧倒することができます。

どういう性格の人が向いているか

空手は体格だけでなく、性格的にも多くの方に適しています。

例えば、組手が怖いという人は形を楽しむことができます。
また、自分との戦いが好きな人にも形が向いています。

負けず嫌いな方や強さを求めたい人は組手に向いています。
また、組手の技の駆け引きの楽しさは多くの人を熱中させす。

そして何より、空手に興味を持った人は空手に向いています。

本記事を書いている私は空手道場での指導をしているのですが、やはりやる気がある生徒の方が伸び代が大きいです。

あなたは空手に興味を持って本記事にたどり着いたことと思います。
つまり、あなたは空手がすでに向いているということです。

本当に向いているかは入部してみて確かめる

もし空手部に興味を持っていながら入部をしなかったら、将来「やっぱり空手部に入っておけばよかったな」と後悔するかもしれません。

万が一空手が向いていなかったとしても「空手部に入ったけど、自分には向いていなかった。一つ勉強になったよ。」と経験を多く積んだ方が今後の人生にプラスになるはずです。

迷っているのだったら、一度入部をして体験してみるのが一番早く今後の自分のためになるのではないでしょうか。

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