空手に適した柔軟方法とかあれば知りたいなぁ。
このような疑問にお答えします。
本記事の内容
・空手に必要な柔軟の仕方のご紹介(痛すぎる柔軟はNG)
・試合当日の柔軟体操に気をつけて!
空手に柔軟性は超重要です
空手で柔軟性がないと不利になる
まずは、空手で柔軟性がいかに重要かを整理していきます。
体が硬いと正しい基本の姿勢が苦しくなる
空手の基本は腰を落としたり、足を張ったりします。
そのため、体が硬いと基本の姿勢が苦しく感じる姿勢が多いです。
例えば、体の硬い人は前屈立ちをすると後ろ足の股関節やふくらはぎなどに大きな負荷がかかります。
そのような人は前傾姿勢になってしまったり、腰を落とせず安定しない立ち方になってしまいます。
基本練習は空手の土台となるとても大事な練習です。
その基本を的確に、それでかつ"楽"にできるように柔軟性を高めるのは必須です。
体が硬い組手で不利になる
体が硬いことで組手で不利に作用します。
・技が伸びないのでリーチで損をする
・バランス感覚も鈍るため、崩し技に対応しにくい
体が硬いと蹴りが上がりにくいのは安易に想像がつきます。
蹴りが上がりにくいと、技にモーションがついてしまい相手に攻撃がバレてしまいます。
さらに、突きの伸び(リーチの長さ)も格段に異なります。
体が硬いと足を大きく踏み込むことができません。
さらに、上半身を柔軟に使いこなせないと突きが届く距離が短くなります。
また、柔軟性はクッションにもなり、バランス感覚にも直結するのでとても重要です。
体が硬いと怪我をしやすくなる
大人の人が急に動くと怪我をしやすいという原因は、体が硬くなってしまっていることが要因です。
体が柔らかい人ほど「筋肉や関節が許容できる負荷が大きい」です。
筋肉や関節が硬く可動域が狭い人は、負荷が大きくかかると怪我がしやすいのです。
怪我は今後の選手生命にも関わることもあるので甘く見てはいけません。
一度怪我をすると再発のリスクが上がる怪我もあります。
怪我をしてもメリットなどなく、柔軟性を高めるべきです。
空手に必要な柔軟性と柔軟の方法
空手にとって、柔軟性が重要だということはご理解いただけたと思います。
では、どの部位を柔らかくするといいのかについて簡単に解説し、ストレッチの方法をご紹介します。
空手にはどこの柔軟性を高めるといいのか
結論から言うと、全身が柔らかい方がいいです。
その中でも特に意識したいポイントは大きく2つ。
・肩甲骨の周り
では、ストレッチ注意点を簡単に説明します。
柔軟をするときに気をつけるポイントが2つ
まず最初に覚えておいて欲しいことがあります。
練習と同じで、小さな積み重ねが大事です。
3日坊主で終わらないように習慣化しましょう。
この他にも覚えておいたほうがいいポイントが2つあります。
過度のストレッチは逆に体が硬くなるので注意
「痛いけど我慢して必死に伸ばそう」と考えて伸ばそうとすると逆効果に作用してしまいます。
これは伸長反射と呼ばれる現象で、筋肉が伸びすぎるとその警告として反対に縮小してしまい硬くなってしまいます。
痛いのを堪えて頑張って伸ばすと、その時だけは柔らかくなったとしても、結果的には硬くなることがあるのです。
と思うぐらいが目安です。
呼吸を止めないようにする
空手は呼吸が重要だとよく言われます。
体と呼吸は密接に関係しており、ストレッチにおいても同様なことが言えます。
ストレッチで呼吸を止めてしまうと、先ほど説明した伸長反射が起きやすくなります。
呼吸を止めないように(できれば腹式呼吸を意識して)伸ばすようにしましょう。
では、これを踏まえて柔軟の方法をご紹介します。
空手に必要な柔軟性をあげるためのストレッチの方法
その道のプロの動画がとてもわかりやすいです。
上段蹴りの精度を上げるために開脚は必要
肩甲骨を柔らかくして、突きが伸びる
肩甲骨が柔らかい方が引き手が楽になります。
また、逆突きの伸びも良くなります。
足首が硬いとバランス感覚が良くなります
体の土台となる足の先端である足首の柔軟性はバランスをとる上でとても重要です。
また、空手の猫足立ちが楽にできるようになります。
試合当日の柔軟体操は気をつけて!
試合会場は緊張感に満ち溢れており、気持ちを落ち着かせようと必要以上に柔軟体操をしたくなります。
通常の練習時より柔軟をするということは、いつも以上に筋肉が伸びきってしまうということです。
試合当日はしっかり伸ばしたい気持ちもわかりますが、あくまで普段どおりの柔軟体操を心掛けましょう。