稽古でみんな割ってるのかな?
板割りの試合とかはあるの?
こういった疑問に対し、結論からいうと空手では板割りや瓦割りをしません。
正確にいうと、空手にはいくつか種類があり、板割りをする空手もあります。
オリンピックの種目となった空手では板割りはしません。
この記事では、その辺りの空手に対する世間のイメージと現実のギャップに触れ、紐解いていきます。
本記事の内容
・オリンピック種目の空手では板割りをしません
・空手の板割りは子供でもできます
・板割り用の割れやすい板を教えます
・板割りの余興は盛り上げる!【素人でもできる板割りのコツを教えます】
空手家は板割りをしません
20年以上空手に携わってる筆者でも、板割りや瓦割りにはほとんど馴染みがありません。
一度もやったことがない人もとても多いです。
オリンピック種目の空手では板割りをしません
空手にはいくつか種類があります。
その種類によって、板割りをしたりしなかったりします。
空手の種類は大きく2つ
・フルコンタクト空手:極真空手や新極真空手。空手=板割りというイメージはこのフルコンタクト空手の影響です。
これらは、同じ空手でも全く異なる別の競技です。
このうち、オリンピック競技の伝統派空手では板割りに馴染みがほとんどありません。
演武会やパフォーマンスでやることがあっても、通常の稽古であったり試合では全くやりません。
反対にフルコンタクト空手は試合で瓦割りをすることがあります。
情報源といったらテレビだった時代において、テレビに出る空手は極真空手が多かったため、空手=板割りや瓦割りというイメージが強く根付いたものと思われます。
しかし、東京オリンピックで空手が採用されたため、空手のイメージが変わりつつあります。
空手の板割りは子供でもできます
板割りに使う板はホームセンターで売っているしっかりした板と違い、割れやすいようにできています。
小学生や初心者でも余裕で割れます。
簡単に割れるけど怪我には注意です
いくら簡単に割れると言っても、ふざけて挑戦すると怪我に繋がる可能性があります。
この記事の最後で、素人でもできる板割りのコツを解説しますので、どうぞ参考にしてください。
板割り用の割れやすい板はこれです
板割り用の板の厚みは最も薄い12mmのものを選びましょう。
素人でも割れる板(厚さ12mm)
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※後にご紹介するコツを使えば、大体の人は割ることができるとは思いますが、万が一割れない場合もございます。
恐れ入りますが、怪我等含め自己責任でお願いします。
練習に最適!何度も割れる板
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このプラスチック製の板は、割ってもすぐに元に戻すことができ、繰り返し使用することができます。
初心者はまず、この強度29キロのプラスチック練習用板がいいと思います。
これで物足りなければ、中級者用や上級者用の商品もあるので、そちらへステップアップをしていくのがおすすめです。
板割りの余興は盛り上がる!【素人でもできる板割りのコツ】
板割りにはコツがあります。
ポイントを抑えれば、空手をやったことがない人でも割ることができます。
しかし、見た目のインパクトは結構強いので、忘年会などの余興で行うと盛り上がります。
板割りのコツ
コツ②:思いっきり突く(または蹴る)
コツ③:握り方は正しく覚えておこう!
コツ④:板を持つ人はしっかりと肘を伸ばす
コツ①:板の中央を狙う
これはとても大事で、板の端を狙うと簡単に割れません。
テコの原理からわかるように、板の中央付近がもっとも割れやすいです。
コツ②:思いっきり突く(または蹴る)
これがとっても大事です。
「痛いかもしれない」と躊躇して力を抜くと、板が割れずに余計に痛いです。
板割りは、割れれば痛みはとても少ないです。
とはいっても、若干の痛みは感じます。
コツ③:握り方は正しく覚えておこう!
握り方を正しく覚えることで、怪我をする可能性を大幅に減らすことができます。
怪我をする握り方は次のとおり
・関節がしっかりと曲がっていない
なお、握り方の方法と正拳突きのコツは「空手の正拳突きのやり方とコツを世界チャンピオンが伝授!」で解説しています。
コツ④:板を持つ人はしっかりと肘を伸ばす
板を持つ人の協力も欠かせません。
板を持つ人は、肘をしっかりと伸ばし、突かれた(または蹴られた)ときに押し負けないようにするように、心掛けましょう。
肘が曲がると、それがクッションとなってしまい板が割れにくくなるので注意です。
人気記事①:空手の競技人口を他の競技と比較しました。【グラフで比較】
人気記事②:押忍の使い方を教えます!【押忍の五段活用とは!?】