空手にまつわるお話

空手は怪我について紐解いて解説【空手は怪我が少ないです】

「怪我をするか心配で空手を始めようか迷っている(子供に習わせようか迷っている)」
「学業や仕事に影響が出るような怪我はしないかな?」
「もし空手で怪我をした時の保険はどうなるの?」

この記事はそのようなお悩みにお答えします。

顔に傷がついちゃったりしないかな?

このように、空手を始めるかを考えたとき、どうしても怪我が気になってしまうかと思います。

「あー、早く怪我したいな〜」という人はいないでしょう。
空手家も怪我をしたいなんて思っていません。
ましてや、誰も相手を怪我させたいとも思っていないはず。

では、「空手でどういった怪我をしてしまうかもしれないのか」そして「怪我はどのぐらいの多さで発生するのか」を解説していきます。

※当サイト「SORUSH!!」は伝統派空手を専門で取り扱っています。
伝統派空手とはオリンピック種目になった空手です。

空手は怪我が多いのか?【発生する怪我の種類と頻度】

ElasticComputeFarmによるPixabayからの画像

空手で発生する怪我は競技によって違います。
なお、空手の競技には「形(型)」と「組手」があります。

形:相手を想定して演舞する競技
組手:相手と実際に技を掛け合う競技

では、それぞれどういった怪我があるのかをまず整理していきます。

形(型)の怪我の種類

形はひとりで行うため、比較的安全に行えるでしょう。

形で発生する怪我を挙げてみます。

・激しい動きによる関節の痛み
・筋肉のスジを痛める

これらの怪我は、「本気で練習をしている人」もしくはその反対に「全く運動をしていない人が急に動くこと」で発生する怪我です。

想像はつくと思いますが、空手の形では怪我をする確率は少ないです。

おそらく、他のスポーツよりも怪我の確率は低いはずです。

しかし、怪我の確率は低いといっても、上手な選手ほど身体を酷使するので身体のどこかの痛みと戦っていることも多いです。

組手の怪我の種類

組手は「寸止め」しているとはいえ攻撃が当たってしまうこともあります。

違反を繰り返すと反則負けになる

攻撃の"当てすぎ"は違反となります。
この違反を4回してしまうと、反則負けとなります。

そのため、選手は過度に当てすぎないようにコントロールしています。

ただ、やはり凄まじいスピードの中で技を掛け合っているので、強く当たってしまうことがあります。

そういった際に起こる怪我を挙げます。

・口の中が出血する
・鼻血
・打撲(打身)
・歯が折れる

特に口の出血と鼻血は頻繁に発生します。
でも、不思議と慣れてしまうので、正直大したことはありません。

また、技を互いに掛け合い、相手と接触するため打撲してしまうこともあります。
歯が折れるのは珍しいですが、よく聞く話ではあります。

ただ、これはハイレベルな大学生以上に多い話です。

安全に空手が行えるようにルールが定められています

小学生から高校生までは、顔にも防具をつけます。
(この防具をメンホーといいます)

その防具から10cm以内への技でポイントが入ります。
また、近年は”当てすぎ”による違反は厳しくとるようになっています。

小学生の試合は防具に「触れたら違反」となります。
中学生からは「ソフトタッチ」がOKとなりますが、過度な接触はNGとされています。

大学生以上は顔の防具をつけないため、多少怪我のリスクは増します。
とはいえ、大人も子供も共通していえることは「骨折などの大怪我は滅多にない」ということです。

空手は怪我しないでもできます【怪我は多くないです】

空手をやったことがないひとがするイメージより、実際は怪我をする(怪我をさせる)頻度は少ないと思います。

とはいえ「攻撃が当たって痛い」と感じることはあるかもしれません。
しかし、大きな怪我をする確率・頻度は少ないです。

ただ、大学生以上の試合になると力も強くなるため、怪我(特に口の出血、鼻血は日常茶飯事に)の頻度はどうしても増えてしまいます。

空手で怪我をした時の保険はどうなるのか

結論からいうと、空手で怪我をしたとしても、道場や学校でスポーツ保険に入っているので医療費の問題はありません。

スポーツ安全協会の保険に加盟していることが多い

怪我をした、怪我をさせた、移動中の事故など幅広い補償をするスポーツ安全協会の保険に加盟している団体が多いです。

もし、事故が発生した場合は、所属する道場の先生に問い合わせをしてみましょう。

これから空手を始めようか迷っている方へ

顔にアザができちゃったりしない?

残念ながら、絶対にできないとはいえません。
特にハイレベルな環境だとその確率は高くなってしまいます。

ただ、小さな怪我はあっても、学業や仕事に影響が出てしまうような大怪我をするひとはほとんどいません。

どうしても組手は相手と技を掛け合うので「痛い」と感じることはあります。

反対にいうと相手に痛い思いをさせてしまうかもしれないということです

この「痛かった」やその反対に「痛い思いをさせてしまった」ということは普段の生活ではまずないことです。

こういった経験があるからこそ、他人に優しくなれるものです。

きっと、空手は人を成長させてくれることでしょう。

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