ついでに、空手の道着のおすすめメーカーを知りたい。
このような疑問にお答えします。
✔︎本記事の内容
・道着の種類と選び方について解説
・おすすめメーカーをご紹介
空手の道着ひとつで選手の能力を最大限に引き出すことができます。
また、それだけではなく、空手の道着にもファッションと同じく"流行り"があります。
10年前は、とにかく細い道着がかっこよかったです。
そして、ここ5年程前から流行ったのがオーバーサイズ気味の道着です。
しかし、そういった道着の流行りは、少し落ち着いてきたところです。
なぜなら、道着のサイズには決まりが細かく定められるようになったためです。
では、サイズの決まりなどを深掘りしつつ解説します。
※当サイト「SORUSH!!」は伝統派空手(スポーツ空手ともいわれる)を専門で取り扱っています。
伝統派空手とはオリンピック種目になった空手です。
空手の道着の選び方【サイズの決まり】
では、空手の道着の決まりをご紹介します。
なお、今回ご紹介するのは「国内の試合」での決まりです。
道着のサイズが規定に従わないと「失格」となりますのでご注意ください。
※当サイトは2019年12月現在の規定を示しています。
試合によって異なる場合もあるので、大会要項はしっかりと確認しましょう!
色とデザイン
・道着の色は白色が絶対です。
・WKF(=世界空手道連盟)ではラインなどの入った道着でも認められているものもありますが、国内の試合ではほとんど認められていません。
国際大会に出場しない場合は無印のものを選ぶようにしてください。
袖の長さ
・袖の長さは、ひじと手首の中間より長くしてください。
・長くても手首までとしてください。
・袖まくりをしてはいけません。
上着の裾の長さ
・腰を覆う長さとし、太ももの中間ぐらいの長さにしてください。
ズボンの裾の長さ
・膝から下(下腿という)の3分の2よりは長くしてください。
・くるぶしが隠れる長さはだめです。
2019年12月現在の流行りは「ギリギリまでの長さ」であり、大きめがかっこいいという風潮があります。
ルールの範囲内でかっこよく着こなしてくださいね。
空手の道着の種類と選び方
道着の種類を大きく分類すると4つあります。
①安価な道着(=初心者向け)
②形用の道着
③組手用の道着
④形用と組手用の中間の道着
これらは、ざっくり何が違うのかというと「厚み」と「素材」です。
マラソンをするときに、スーツを着るひとはなかなかいないですよね。
空手も用途によって道着を選んだ方が、より選手の能力を発揮できるため、専用の道着が販売されています。
では、それぞれ道着の特徴を解説します。
安価な道着(=初心者向け)
価格帯が6,000円〜と安価な道着は初心者向けの道着です。
試しに空手をやってみようかな?という方におすすめの道着です。
安価な道着の特徴
・生地がペラペラ
・比較的軽い
・形と組手、どちらかといったら組手向き
・見た目があまりかっこよくない
空手を長く続けて、試合に出ようと思う方にはあまりおすすめできません。
しかし「子供の成長は早いので、小さな子供には安価な道着を」という考え方はアリです。
ただ、おすすめしたい方法があります。
それは、ある程度しっかりした道着をちょっと大きめで購入し、袖を内側に折り返して使用する方法です。(このとき、折り返した袖が邪魔にならないように、きちんと縫いけてくださいね。)
こうすることで、成長が早い子供でも長く使用することができます。
形用の道着
価格帯は15,000円〜20,000円ほどです。
道着によって選手のモチベーションも異なり、動きやすさにも大きく関わります。
形にいたっては、道着によって点数にも影響があるといわれています。
形の試合で上位を目指すなら、形用の道着は必須アイテムです。
形用の道着の特徴
・厚くて重みがある(薄くて硬いタイプもあります)
・張りがあるので、技を出したときにブレが目立たない
・クセが目立たない
・突きや蹴りが「キマった」感じがする。
・いい音がでる
形用の道着は「形の試合で高得点を出す」「本人が気持ちよく形ができる」ように設計されています。
形の道着は本人のモチベーションに大きく繋がるので、練習でも形用を着るのが望ましいです。
組手用の道着
価格帯は15,000円〜20,000円ほどです。
組手の試合で上位を目指すなら必須アイテムです。
組手用の道着の特徴
・非常に軽い
・身体の動きを邪魔しない
・ある程度の張りがある
組手用の道着は、身体を極限まで自由に動かせるようになっており「ジャージよりも動きやすい」設計がされています。
最近では、練習用として、ウエストがゴムになっている(通常はひもがついている)道着もあります。
≫参考:http://www.karategi-hirota.co.jp/images/webcatalog/2018.03-04.pdf(ヒロタ公式HPより)
形用と組手用の中間(中厚手)の道着
形用と組手用の道着の中間(中厚手)の道着ですが、これは万人向けの道着です。
おすすめできるユーザーは以下のとおりです。
・初心者
・指導者
・形も組手もどちらもやるひと
簡単にまとめると「形も組手もやるひと向け」ということです。
ただ、どちらの種目も本格的に練習をするひとは、「形のときは形用」「組手のときは組手用」と着替えることをおすすめします。
空手の道着の選び方【おすすめメーカー7選】
空手の道着のメーカーは複数あります。
近年はオリンピック空手が追加さたことに伴い、新たな空手のブランドが展開されるなど、選択肢が非常に多くなっています。
※あくまで個人の今の気持ちです。
では、おすすめの空手の道着メーカーを7つご紹介します。
【ここの道着を選べば間違いなし】道着メーカー
○ヒロタ
ヒロタの道着はハズレがありません。
それでもなお、新しい生地を開発しアップデートを続けています。
空手の道着メーカーの大黒柱のような存在です。
失敗をしたくない方向けの安心安全な道着メーカーです。
ヒロタHP:http://www.karategi-hirota.co.jp/html/01karategi.html
○守礼堂
守礼堂の愛好者は多いです。
守礼堂も進化を続けており、非常に洗練された道着でおすすめです。
スタッフが特に親切な印象です。
守礼堂HP:https://shureido-karate.com/
○東海堂
1956年創業の老舗です。
空手衣という概念を作ったといわれています。
長い歴史による安心感、安定感が非常に評価がされています。
生地がとてもしっかりしています。
東海堂HP:https://www.tokaido./
【知名度はやや低いが信頼できる】道着メーカー
○東京堂インターナショナル
スポーツや健康事業を手がけるファイティン株式会社と業界初のコラボをした道着メーカーです。
今後、どういった進化を遂げていくか大注目です。
東京堂インターナショナルHP:http://www.tokyodo-in.co.jp/
○尚武
口コミによると、午前中にFAXで注文して、午後には発送されるほど「発送までかなり早い」ようです。
おそらくこの速さは既製品の注文であったのではと思いますが、それにしても早いです。
このスピーディさは安心ですね。
【鋭い腕の動きをサポートするフリーアーム裁断】
尚武HP:https://www.karatedo.co.jp/shobu/より引用
脇の下に取り入れたフリーアーム裁断は、腕の動きを自在にし、上着がズリ上がることを防ぎます。
【180度の足の動きに応じるワイドキックアップ裁断】
激しく、鋭く、大きく足を動かすとズリ落ちてしまうこれまでの道衣と異なり、ワイドキックアップ裁断を採用、着用後に服装の乱れを直す必要がありません。
【全体の動きにフィットするウエストアジャスト】
股上を深くハイウエストにし、動きにズリ落ちないウエストアジャスト、ピッタリとしていながら様々な動きに対応します。
【最近大注目されている】道着メーカー
○HAYATE
HAYATEは株式会社ミツボシが手掛ける、空手界に突如現れた新生メーカーです。
ミツボシは日本、そして世界で活躍する武道具の総合メーカーですが、私は「ミツボシの空手の道着は時代遅れ」という印象を持っていました。(ごめんなさい)
しかし、HPのプロモーションビデオを見ただけでわかる「HAYATEの道着の質の良さ」。
きっと、心地いい空手をさせてくれるに違いありません。
HAYATR HP:https://www.hayate-karate.com/
○adidas(株式会社リュウジン)
adidasの空手の道着、おしゃれです。
ただ、残念なことに日本の空手の試合ではラインやロゴが禁止されているケースが多いため、使用できないかもしれません。
国際大会だと認定されているので使用できます。
空手におしゃれを求めたい方が必見の道着です。
adidas(株式会社リュウジン)HP:http://www.ryujin-karate.com/
大きな大会に行けば道着の試着ができます
道着メーカーの店舗にいっても試着はできますが、大きな大会では各メーカーが道着の展示をしており、試着ができるようになっています。
また、大きな大会に行き試合を見学するということは、非常に勉強になります。
興味がある方は、試合観戦のついでにいろいろと試着してみてはいかがでしょうか。
皆さんの空手生活がより良いものになりますよう願っています。