こういった悩みにお答えします。
本記事の内容
・部活を辞めるときに立ちはだかる弊害について
・部活を辞めるか続けるかを仮で決めよう
・あなたの今後の行動プランを解説
部活を辞めたいといっても、理由は人それぞれです。
例えば、「練習が辛いから」とか「勉強に専念したい」など様々です。
本記事を読むことで、あなた自身の気持ちが整理され、これからどのように行動すればいいかがわかるようになります。
※ここでは、便宜上で運動部を想定して説明しています。しかし、もちろん文化部の人も同様に読み進めください。
部活を辞めたいと悩むあなたへ
部活を辞めたい原因の例を一つ挙げると、「先輩が怖いから」という理由があります。
この場合、先輩が卒業すれば楽しく部活をすることができるので、辞めずに続けるという選択肢があります。
しかし、「先輩が怖すぎて、そのスポーツ自体も嫌いになってしまった」という場合は辞めた方がご自身のためかもしれません。
このように、まずは自分の置かれている状況を整理し、気持ちを整理することが大事です。
本記事では、次の3つのステップに沿って自分の気持ちを整理し、問題を解決していきます。
部活を辞めようか悩む方は「4つのステップ」で解決しよう
ステップ②:いざ部活を辞めるとしたときの弊害を知る
ステップ③:部活を辞めるか続けるかを仮で決めよう
ステップ④:今後のあなたが取るべき行動プラン
まずは部活を辞めたいと思う自分の気持ちを整理しよう
では次の項目で当てはまるのがどこかを探してください。
人間関係が原因の人
・先輩が怖い
・部内の人と仲良くできない
・プレッシャーを感じる
・不当な指導をされる
練習内容が原因の人
・練習に面白みがない
そのスポーツが好きではない
・元々は好きだったが嫌いになった
・部活が強制だったので仕方なしに選んだ
他にやりたいことがある
・勉強がしたい
・アルバイトがしたい
・他の部活に入りたい
ここで挙げた中で当てはまらなかった人は、今一度自分の中で部活を辞めたくなった理由を整理しましょう。
辞めたくなった理由が整理できないと、次にステップには進めません。
苦しいかもしれませんが、自分と向き合って気持ちを確かめましょう。
部活を辞める時の弊害
なぜ部活を辞めたいと思うようになったか整理ができたことと思います。
次に、実際に部活を辞めようとした時に起こる弊害を把握しましょう。
部活を辞める時に弊害となること
・弊害②:応援してくれた親や友人に申し訳ない
・弊害③:部活を辞めたあとにn気まずくなる
・弊害④:内申に響かないか心配になる
・弊害⑤:辞めてから後悔しないか心配になる
・弊害⑥:言い出しづらい
このように、必ずと言っていいほど弊害が生じます。
この弊害を乗り越えないと部活を辞めることはできません。
では、それぞれ対処法や心の持ち方について解説していきます。
弊害①:家族や部員、顧問、監督などに引き止められる
周囲の人は「部活を辞めたら勿体無い」とか「辞めるのは逃げるのと同じだ」などと引き止めてきます。
しかし、それらは他人の感情です。
それよりも大切なのは自分の感情です。
勿体無いなどと言われても全く気にする必要はありません。
あなたの感情を一番にしてください。
でも、他の人の意見が気になってしまう
いくら自分の感情を大事にしろと言われても、周りの人の意見は気になってしまうものです。
そういう人は、部活を辞めるかどうかを決断する時に自分の感情を優先するようにするといいでしょう。
弊害②:応援してくれた親や友人に申し訳ない
応援してくれた親や友人に感謝をすることは大事です。
当然、申し訳ないという感情も現れることでしょう。
しかし、あなたを応援してくれていた人たちは、理由を話せばきっと理解してくれることでしょう。
もしそれでも、あなたを引き止める人もいるかもしれません。
その時は、弊害①でも説明したとおり「自分の気持ち」を大切にしましょう。
弊害③:部活を辞めたあとに気まずくなる
結論から言うと、多少の気まずさは避けられません。
また、部活を辞めた後にそれまで仲の良かった部員との関係が希薄になってしまう可能性があります。
しかし、部活を辞めたぐらいで希薄になるような関係なら、例え部活を続けたとしても学校を卒業した後に希薄になってしまうでしょう。
多少の気まずさが残るかもしれませんが、仕方のないことだと割り切ることをおすすめします。
弊害④:内申に響かないか心配になる
スポーツ推薦を狙うなどでなければ、基本的には内申には響かないと思って大丈夫です。
むしろ、部活を辞めて勉強を頑張った方が有利とも言えます。
内申については全く気にする必要はありません。
弊害⑤:辞めてから後悔しないか心配になる
これに関しては、後悔するかもしれないし、後悔しないかもしれません。
ただ、部活を辞めないで続けたとしても、「あの時辞めておけば良かった」と後悔するかもしれません。
どちらにせよ後悔するかもしれないのであれば、今の感情を優先してしまっていいのではないでしょうか。
弊害⑥:言い出しづらい
いざ、部活を辞めようと決心しても、言い出すタイミングなど難しいものです。
ここまで説明した弊害について頭の中でぐるぐる周り、決心がついたのにも関わらず、いざ言い出すとなるとためらうものです。
しかし、考えてみてください。
そのまま部活を続けた場合、引退までずっと嫌な部活に通わなくてはなりません。
そこで勇気を振り絞って、部活を辞めると言って辞めてしまえば、あとは自由になれるのです。
頑張ってください。
部活を辞めるか続けるか、仮で決めてみよう
ここまで読んだあなたはなぜ部活を辞めたくなったか気持ちを整理することができ、もし辞めた時に起こる弊害を理解できたことでしょう。
次に、果たして本当に部活を辞めるべきか否かを考えていきます。
部活を辞めずに頑張って続けた方がいい人
辞めずに部活を続けた方が、将来の為になる人の例を挙げます。
・スポーツ推薦による大学入学を目指す人
・そのスポーツ自体は好きな人
・辞めたいという思いが一時的なもの(試合で負けた、失敗したなどの理由)
これらの人は部活を頑張って続けた方がいいかもしれません。
部活を辞めて、他の物事に時間を使った方がいい人
客観的にみても、すぐに部活を辞めていい人の例は次のとおり。
・部活でいじめにあっている人
・興味がないのに入部してしまい後悔している人
・部活の時間を他に使いたいことがある人
これらに該当するのであれば、すぐに辞めてもなんの問題もありません。
ここで挙げた理由以外の場合、ご自身で決断するしかありません。
決断は辛いものですが、頑張ってください。
これからあなたがすべき行動プラン
さて、部活を辞めようか続けようか、気持ちが固まってきたことと思います。
そこで最後に今後の行動プランを解説します。
辞めようと決意した人
部活を辞めようとしたとき、どのようするべきかを解説します。
部活を辞める手順は次の流れで進めていきましょう。
辞める手順②:部活を辞めた後のことを考える
辞める手順③:親や仲のいい部員に辞める旨を伝える(せめて親には伝えましょう)
辞める手順④:顧問の先生に話をする(退部届け)
辞める手順⑤:部活に充てるはずだった時間を有効的に使う
まずは部活を辞める理由を整理します。
ただ、ここまで読んだあなたならある程度は整理できたと思います。
次に部活を辞めた後のことを考えておくと、理由を説明する際に役立ちます。
特にやりたいことがないなら、それはそれでOKです。
周りの人に説明できるぐらい考えがまとまったら、身近な応援してくれた人に部活を辞めたい旨を説明します。
しかし、ここが最大の難関と言っても過言ではありません。
しかし、例え引き止められたとしても、あなたの人生なので決定権はあなたにあります。
あなたの気持ちを最優先させましょう。
周りの人に伝えられたら、あとは退部届けを出すのみです。
顧問の先生に部活を辞めたい旨を伝え、退部届けのプリントをもらいましょう。
ここでも、引き止められるかもしれませんが、親など身近な人に了承を得ている旨を伝えればスムーズに行くはずです。
そして、晴れて部活を辞めることができたら、部活に充てていた時間が空くようになります。
だらだらするのも悪くありませんが、せっかくできた時間を有効的に使うといいでしょう。
頑張って続けようと決意した人
部活を辞めたいと思っても、まだ諦めきれない目標があったり、そのスポーツそのものが好きであるなど、頑張って続けようと決意する人も多いと思います。
部活を辞めたくなるほど練習が厳しいとか、先輩が怖いなど様々な状況があるでしょう。
さてそこで、今後どのようなマインドを持って部活に取り組めばいいかを解説します。
ポイントは目標をしっかりと決めること
例え辛い状況になったとしてもそれを乗り越えなくてはなりません。
そのためには部活を頑張る理由、つまり目標を設定することが必要です。
目標を立てるのが苦手な人もいると思うので、例でいくつか挙げます。
部活の目標の例
・〇〇大会で優勝する
・全国大会に出場する
この例のように、出来るだけ具合的な目標にした方がいいです。
「部活を3年間続ける」や「一生懸命に頑張る」などフワっとした目標にならないようにしましょう。
また、目標は頭の中ではなく、紙に書き留めましょう。
そしてそれを時々見返します。
そうすることで、目標を見失うことなく部活を頑張ることができるようになります。