
また、内定した選手の再選考はあるの?
このような疑問にお答えします。
本記事の内容
・オリンピック代表の再選考はあるのかを解説
新型コロナウイルスの影響で、東京オリンピックの開催が危ぶまれていました。
そして、2020年3月24日に安倍総理とIOCのバッハ会長が電話会談をし、2021年夏までに開催(延期)するという方針で合意しました。
世界のアスリートの皆さんが最高のコンディションでプレイでき、そして観客の皆さんにとって安全で安心な大会とするために、概ね一年程度延期するという提案に合意をした。
このように安倍総理は会見をしていました。
では、果たしてアスリートは延期によって最高のコンディションを発揮できるのかを分析していきます。
東京五輪の延期によって空手の選手に与える影響とは

選手にとっての1年は長いです。
毎日の厳しい稽古をさらに続けることになり、肉体的だけでなく精神的にも辛い面が出てくるはずです。
延期されると金メダルの可能性が上がる
空手の東京オリンピック代表選手は次の8名。
男子67kg 級 :佐合尚人 選手
男子75kg 級 :西村拳 選手
男子75kg超級:荒賀龍太郎 選手
女子個人形:清水希容 選手
女子55kg 級 :宮原美穂 選手
女子61kg 級 :染谷真有美 選手
女子61kg超級:植草歩 選手
彼らは空手界では超有名人で、安定してずっと強いです。
そのため、オリンピックの延期によっての勝率の影響はあまりないと推測されます。
女子個人形の清水選手は延期がむしろ良かったかもしれない
女子個人形はスペインのサンドラ・サンチェス選手が現在世界ランキング1位で、清水選手が追いかける状況です。
実力派まさに互角です。
しかし、このままオリンピックで戦ったらサンドラ選手には恐らく勝てません。
(日本の目が肥えている審判が見たら清水選手に旗が上がるとは思いますが、世界基準だと勝つのが厳しいです。)
力強さに定評があるのがサンドラ選手、より技が正確なのは清水選手です。
清水選手はサンドラ選手の力強さに対抗すべく試行錯誤を続けており、形のやり方が見るたびに変化しています。
しかし、客観的に見てまだ完成していないように感じます。
この延長によって、さらに強くなるための時間を得ることができたため、勝率が上がると考えられます。
さらに、サンドラ選手は30代後半ということもあり、1年の延期は辛い面があるかもしれません。
コンディションの調整は意外と大変ではない
空手のオリンピック内定を決めた選手は、プレミアリーグなどで年中死闘を繰り広げています。
そのため、多少の浮き沈みはあったとしても常に最高のコンディションを保っています。
オリンピックの延期による気持ちの切り替えの難しさは計り知れません。
ただ、内定した選手は試合中の気持ちの切り替えも超一流です。
きっと、延長されても気持ちをうまく切り替えることができるのはずです。
オリンピック代表の再選考はあるのか?
結論からいうと再選考はありません。
ただ、期間が伸びるということは怪我のリスクも増えるということです。
万が一怪我をしてしまったら別の選手が出場ということもあり得ます。
我々が心配するまでもないと思いますが、オーバートレーニングには気をつけて欲しいと願います。